ARを自分で開発してみたいけど、どうやって始めたらいいかわからない…などの悩みをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?
そんな方々のために、この記事では、UnityでAR開発を始めるための初心者~中級者向けオススメ書籍を紹介したいと思います!
UnityでAR開発を行うための前提知識
ARKitとARCore
モバイル端末でARを開発するために必要なARアプリ開発用フレームワークに、ARKitとARCoreというものがあります。
AR開発をスムーズにできるように用意されている道具のようなものですね。
ARKitとARCoreの違いは、提供元の違いです。
ARKitは、Appleが提供しているiOS向けの開発フレームワーク、ARCoreは、Googleが提供してるAndroid向けの開発フレームワークになります。
ARFoundation
では、UnityでARKitやARCoreを使うには、どうしたらいいのという疑問がわいてきます。
実は、UnityはARFoundationという、ARアプリ開発向けのフレームワークを用意してくれています。このフレームワークを使えば、ARKitとARCoreの違いを気にせずAR開発を行うことができます。iOS でビルドするときはARKit で、Android でビルドするときは ARCore で動作するように、Unityが自動で処理してくれるわけですね。iOS と Android で別々の実装をしなくてもいい、という優れものです。
UnityでAR開発を行うためにオススメな書籍
では、UnityでAR開発を行うためにオススメの書籍を紹介していきましょう!
ARKitとUnityではじめるARアプリ開発
まずは、これ!「ARKitとUnityではじめるARアプリ開発」です。
この書籍は、AR開発の初歩的なところから解説してくれています。
おすすめポイントは、14個ものサンプルアプリを作りながらAR開発を学べるところでしょう。
今から、ARアプリ開発を学ぶ方の参考書としては、おすすめの一冊でしょう。
ARCoreとUnityではじめるARアプリ開発
「ARCoreとUnityではじめるARアプリ開発」です!
こちらは、「ARKitとUnityではじめるARアプリ開発」の姉妹版の書籍になります。
先ほどの書籍がARKit、iOSアプリ向けの書籍であったのに対し、こちらはARCore、Android向けの書籍です。
こちらも、サンプルアプリを作りながら学べるところなど、ARKit版の書籍とほとんど同じ内容になっております!
UnityによるARゲーム開発 ―作りながら学ぶオーグメンテッドリアリティ入門
次に、「UnityによるARゲーム開発 ―作りながら学ぶオーグメンテッドリアリティ入門」です!
われらが、オライリーからでているAR開発に関する書籍ですね。
こちらは今までの2冊に比べ、中級者向けの本になっております。
「Foody Go」という位置情報もののARアプリを実際に作りながらAR開発を学べるというものです。
ARとの相性が良く、しばしばARと組み合わせて使われる「位置情報」をどのように扱えばいいのかがわかる書籍になっております。
複雑なアプリを実際にUnityで作りきる経験にもなりそうですね!
UnityでAR開発を行うためにオススメな情報
ここからは、書籍以外のAR開発に役立つ情報をまとめていきたいと思います。
昨今、開発でわからないことが出てきた時に書籍を読んで解決するよりも、動画やサイトをみて解決することの方が多いかと思います。
そういったときに便利な情報源を紹介していこうと思います。
Dilmer ValecillosのYoutubeチャンネル
まずは、Dilmer ValecillosさんのYoutubeチャンネルです。
AR Foundationの仕組みや、各機能の使い方など、わかりやすく説明してくれています。
40動画ほどコンテンツがあるので、疑問を解決してくれるトピックがある可能性も高いでしょう!
難点としては、英語での解説を聞かなければいけないことくらいでしょうか。英語に抵抗がない方にとっては、大いに有用な情報源だと思います!
UnityのAR Foundation公式リファレンス
最終的には、ここに行きつくでしょう。「公式リファレンス」!
結局、公式のリファレンスを参照できるようになるのが一番正確で、一番良いのです。
書籍や動画を見て、ある程度AR開発の仕組みやフローがわかってきたという人で、細かい疑問などを解決するためにリファレンスを参照してみることは、非常に勉強になるでしょう。
おわりに
さて、UnityでAR開発を行う際に有用な書籍や情報を紹介してきました。
まだまだAR開発に関する書籍や情報は少ないのですが、どうにかこうにか頑張りたいものですね!