他社との差別化を図る!賃貸の内見にVRを導入する5つのメリット

written byNuxR編集部

まるで自分がその場にいるような、限りなく実体験に近い感覚を味わえるVR内見。今では多くの不動産企業がVRを導入し、私たちの生活の中で目にする機会も増えてきました。

しかしその反面、VR導入を迷っている会社もあるようです。

「本当に効果があるのか」

「導入費が高額になるのでは?」

こういった声も聞こえてきます。

そこで、本記事ではVRの導入を検討している仲介業者様に向け「VR導入で得られるメリット」や「導入事例」「導入前後の成約率の推移」を事例を元に紹介していきます。VRについての疑問を解消し、VR導入を検討する材料として頂ければ何よりです。

賃貸の内見にVRを導入する例が増えている

賃貸の内見にVRを導入する例が増えている

最近では賃貸物件の内見に、VRが使われているケースをよく見かけるようになりました。その広がりは大手から、地元に根付いた不動産会社まで多岐にわたります。実際に来店したお客様に、ヘッドセット(VRを見るための機器)を貸し出して体験してもらう方法が主流です。

VRを導入する例が増えてきている理由は、大きく分けて以下の2つが挙げられます。

・VRによる3D映像があることで、成約率が高いという声が広まった

・VR導入を支援するサービスが増え、VR活用のハードルが下がった

1の「VRは成約率が高い」という点に関しては、多くの事例があります。例えば、イカズニ賃貸というVRサービスを展開する鹿児島県の「川商ハウス様」では「VR内見をした方の成約率が、それ以外の方の成約率よりも高い」という傾向があるようです。

上記の事例はほんの一例に過ぎず、ネットの中だけでも数多くの事例が紹介されています。このことから、業界内で「内見にVRを導入すると成約率が上がるらしい」という声が広まっているケースは容易に想像できるのではないでしょうか。

2の「導入を支援するサービスが増えている」についても「VR 賃貸」と調べれば「VR内見」に特化したサービスの広告をよく目にすることができます。導入を考える企業が、手間なく簡単に解決へと結びつくことができる点は、VRの導入ハードルを下げる要因と考えられます。

また、VRの市場規模は5Gの普及で拍車がかかり、2025年には1兆規模にもなると予想されています。「VR元年」と呼ばれたまだ認識の浅い2016年に比べ、今後はさらにVR導入のハードルが下がり、導入する企業が増えると予測できるでしょう。

VR導入後の成約率

VR導入後の成約率は、多くの企業で「上昇した」という声がネット上で公開されています。

福岡県を中心に展開する「えんコーポレーション」もその1つです。VRコンテンツの効果を調査した結果、成約率が導入前に比べ50%から60%へと上昇しました。

VR内見をすることでその体験がお客様の安心材料となり、最後のひと押しに繋がっているのです。

賃貸の内見にVRを導入する5つのメリット

賃貸の内見にVRを導入する5つのメリット

VRを導入するメリットは成約率が上がるだけではありません。実はスタッフの業務効率化、経費削減といった効果も期待できるのです。具体的には5つのメリットがあるので、それぞれ見ていきましょう。

スタッフの業務効率化

VR内見であれば店舗の中で物件の紹介ができるため、より多くの物件を紹介できます。お客様が気になった物件をまずはVRで内見してもらい、その上で絞り込んだ物件を実際に内見することで契約に繋がる確率が上がります。

また、移動時間の削減ができるため、他の業務にあてる時間が増やせるでしょう。

部屋選びの幅が広がり成約に繋がりやすい

概要を見て「中を見たい!」と思っても、「現在入居中で内見可能なのがあと1ヶ月後」というケースはよくあります。部屋を見てから決めたい方にとっては、条件的にはいくら気に入った物件であっても決めかねてしまうでしょう。

VR内見であれば「入居中のお部屋でも内見が可能」なため、お部屋選びの幅が広がり成約に繋がりやすくなります。

スタッフの経費が削減できる

移動時間を削減できるVR内見は、スタッフの経費削減にも繋がります。1日の中で費やす移動時間が「3時間」だったとして、VR内見で移動時間を「1.5時間」にできたと仮定します。

そうすると、削減できた「1.5時間」は他の作業にあてられます。残業などの経費を削減することが期待できるでしょう。

物件の空室率を減らせる

「成約率に繋がりやすい」「部屋選びの幅が広がる」というメリットは、空室率を減らすことにも繋がります。物件のオーナーからすれば、空室が早く埋まるのはうれしいところでしょう。

「空室が早く埋まる」との評判が立てば、賃貸管理をお願いしたいオーナーからの問い合わせも期待できます。

集客効果が高い

導入率が増えているとはいえ、VR内見はまだまだ普及途中です。VRビジネス調査報告書の「VRを体験した場所」によると、不動産会社は全体の約1%に過ぎません。

そのため「VR内見」という言葉のインパクトは強く、反響率や集客効果も高くなると考えられます。

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NuxR編集部

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