3. イメージ画像生成にも使える「Midjourney」
ChatGPTと並んで、名前をご存じの方も多いかも知れません。画像生成系AIとして有名ですね。まるで写真のようなイメージや、劇画タッチ、漫画風、SFなど、いろいろなスタイルのイメージを生成できるツールですが、Webサイトで使うようなイメージ画像の作成にも使えそうです。
※公式サイトに掲載のイメージより
「イメージ画像はフリー素材で事足りる」ケースも多いと思いますが、何かちょっと違う、もっと自分好みのものを用意したい、特定のイメージを登場させたい、でもひとつずつ商品を用意していられない、きれいな写真を撮るカメラもなければ、技術もない…そのようなケースでも活躍できそうです。
例えばリビングルームに、特定の色・デザインのギターを置いた部屋のイメージ画像を用意したい!と思った場合に、Midjournyのblend機能を使うことで、複数の写真それぞれの特徴を活かしたひとつの画像を作ることができます。
実際に見てみましょう。このように自分のイメージに近い2つの写真を選択して、blend機能を実行するだけで、
それぞれの特徴を踏襲した画像を作ることができました。
見ていただけるとわかるように、ギターのデザインでも「input画像とoutput画像が全く同じにはならない」ので、例えばECサイト用の商品画像を自由自在に作成することはできませんが、「ある程度自分のイメージに近い画像をカスタマイズできる」ことはご理解いただけたかと思います。
※このMidjournyで生成された画像ですが、有料プランで生成されたものは商用利用可能です。規約は変更になる場合もありますので、オフィシャルの情報をチェックしてください。
4. 商品説明文などの作成で活躍、ライティングツール「Writesonic」
次はライティングツールのご紹介です。商品説明文の生成やブログ記事の作成、広告コピーの作成にも活用ができます。
AIライティングツールと言えば、Yaara.aiやCopy.aiなどもありますが、実際に使ってみたところこのWritesonicが一番クオリティが高いと感じました。ちなみにここに挙げた3つはすべて日本語対応可です。
ではWritesonicを使った、ECサイトに掲載する商品説明文の作成例をご覧ください。まずは商品名や特徴となる単語など、Inputの入力画面です。
ポイントとなる項目をご紹介しましょう。
Product/Service Name:対象となる商品名を入力します。
Product/Service Characteristics:対象となる商品の特徴を、5つ以上入力します。
Tone of voice:Outputとなる文章の、トーンを指定することができます。画面で表示されているEncouraging(購入を促すような表現)の他にも、Excited(よりハイテンションに)/Professional(専門家のような説明で)/Funny(よりおもしろく)なども選ぶことができます。
Quality type:PremiumはGPT3.5を利用するタイプです。もうひとつSuperiorを選択でき、こちらはさらにバージョンの新しいGPT4を利用するタイプ(有料)になります。
以上のとおり、必要最低限のInputで商品説明文の生成を実行してみます。
(拡大画像はこちら)
ここでは2つの文章を例として紹介していますが、このような結果が複数パターン出力されます。
さぁどうでしょうか?日本語でのInputではあるものの、いったん英語で生成され、それが日本語訳された感はどうしても否めませんが、10単語程度のInputで一定の文章量が生成されたことがご確認いただけます。
このWritesonicに限らず、生成系AIによるOutputは「あまり特徴がなく、一般的な内容どまり」という見解がまだ多いかと思います。とはいえ、
- たたき台となる文章を作成するという点で活用できる
- 知識は人それぞれなので、人間であれば対応できる商品カテゴリに偏りが出てくるが、AIにはそれがない=ある程度なんにでも対応できる
- 初期案を大量に生成するのに適している=AIは疲れない
といった利点があるのではないでしょうか。
後編では次の4つをご紹介をしますので、ぜひご覧ください!
5. 見た目も◎、プレゼン資料生成ツール「gamma」
6. アンケートの集計や分析、さらに返答案の作成も「numerous.ai」
7. すでにこんなに高機能?「Microsoft Excel」で簡単にアクセス解析
8. PC操作の録画から手軽にマニュアル作成「Scribe」