ARはスポーツの楽しみ方を変える!実際の活用事例も紹介

written byNuxR編集部

AR×スポーツ体験

AR×スポーツ体験

ARは、スポーツ観戦だけでなくスポーツ体験の場にも活用されています。拡張現実による視覚効果がスポーツに与える影響を見ていきましょう。

株式会社meleap|ARを活用した対戦型スポーツ”HADO”

「HADO」は、株式会社meleapが2016年に提供し始めたテクノスポーツです。

ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーをつけることで、エナジーボールを打ったりバリア障壁を張ったりしながら戦います。体を動かしながら現実世界にはないバトルを展開できるスポーツとして、日本だけでなく海外でも注目を集めるようになりました。

フィジカルや反射神経など基本的な運動能力に加えて視覚的効果も楽しめる競技であり、定期的に公式大会が開催されています。

ミルク株式会社|スマホで簡単ARエクササイズ「ディスコフィットAR」

「ディスコフィットAR」は、インストラクターなしでも自宅で手軽にエクササイズができるダンスゲームアプリです。

画面に現れた指示と同じ動きをすることでスコアが加算されるゲームタイプのスポーツであり、新型コロナウイルス流行に伴う「巣ごもり」による運動不足を解消する手法として開発されました。

普段スポーツをしない人はノーマルモード、運動量を多くしたい人はハードモードなど、レベル別に難易度を調整できるのも魅力のひとつです。

ValoClimb|新感覚ARボルダリング

「ARボルダリング」は、ボルダリングにゲーム要素を加えた新しいスポーツです。

クライミングウォールに投影されたキャラクターに手足でタッチしてスコアを稼いだり、反対にキャラクターに触れないようにゴールを目指したりと、さまざまな楽しみ方があります。

音と光を合わせてダンスの要素を入れるなどの取り組みもされており、プレイヤーだけでなく観客も楽しめるスポーツだといえるでしょう。

スポーツクライミングが東京オリンピックの正式種目になったこともあり、今後注目度が上がりそうなスポーツです。

福島県いわき市|国内初のARマラソン

https://www.youtube.com/watch?v=CuEnNLj6_tk

福島県いわき市では、新型コロナウイルスの影響で中止となった「第12回いわきサンシャインマラソン」に替え、国内初のARマラソンを開催しています。

AR撮影スポットに設置されたQRコードを読み取るとARカメラが起動し、マラソン大会当日の様子を反映した写真を撮影できる仕組みです。

スタート地点やゴール地点だけでなく、江名港・三崎公園・アクアマリンふくしまなど地元の名所に撮影スポットを設置し、疑似的にでも楽しんでもらえるよう工夫が凝らされました。

スポーツとしての楽しみだけでなく、地域を活性化する役割も期待できるでしょう。

群馬県前橋市|新時代のARヒルクライム

群馬県前橋市では「赤城山ARヒルクライム」が開催されました。

仮想空間上の赤城山で自分のアバターを走らせる取り組みであり、実際に山にいるような体験を味わえます。参加しているスポンサーのフラッグを道中に設置するなど、中止となった「まえばし赤城山ヒルクライム大会」を踏まえた内容になっていることも特徴的です。

また「スマートトレーナー」というローラー台を自転車に取り付けることで、勾配にさしかかったときに負荷を増す工夫もされています。リアルな走行体験ができると話題になり、withコロナ時代のスポーツとして注目が集まるかもしれません。

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