ARの種類は大きく分けて3つ!概要や業種ごとの活用方法を解説

written byNuxR編集部

業種ごとのAR活用方法

業種ごとのAR活用方法

ここではAR活用方法として「製造業」「物流業」「医療分野」の3業種に分けて紹介します。近年はアプリゲームのみならず、ビジネスシーンでAR技術を活用する動きが増えてきました。

トレーニングや教育、業務効率化など活用目的はさまざまで、人手不足の解消や後継者問題の改善に大きな期待が寄せられています。ここでは業種ごとのAR活用方法を詳しくみていきましょう。

製造業:教育やトレーニングへの活用

製造業においては、技術者が技術と経験を積むためにはそれなりの時間を要します。しかし、マーカーレス型のビジョンベースARを活用することで、教育係と新人が同じ製造現場にいなくても、教育やトレーニングが実施可能です。

ARを製造業に導入すれば、実務経験を積みながら視覚的に作業内容や指示を得ることができるでしょう。効率的なトレーニングや研修期間の短縮など、現場の負担軽減にもつながるAR技術といえます。

物流業:作業現場におけるARグラスの活用

通販サイトの利用者が増加したことによって、物流業では倉庫作業の現場負担が大きな問題となっています。そこで有効活用したい技術が、ロケーションベースARを採用したARグラスです。

ARグラスを活用すれば、車のナビのように自分が集める商品の場所と、現在位置からの移動ルートが表示されます。作業や移動のスピードと正確性が向上し、業務効率化に大きく貢献できるでしょう。実際にARグラスを導入した企業では、15%程度の作業効率化を実現したという例もあるようです。

よって、物流業はARの積極的な活用が期待できる業界といえます。

医療分野:手術やトレーニングへの活用

医療分野においては、マーカーレス型のビジョンベースAR技術を活用した手術やトレーニングが行われています。例えば、今までは見づらかった手術中の患者の血流映像も、マーカーレス型のビジョンベースAR技術の活用によって、より鮮明に表示できるようになりました。

また、製造業と同様、遠隔地にいる医師が指示をしながら別の医師が執刀できるなど、医療技術の向上や過疎地域の医療普及に向けて、着々とARが活用されています。

AR技術がより身近なものに

これまでスマホゲームやナビなどを中心に活用されてきたARですが、その技術の進歩によってさまざまな技術革新が進み、さまざまなシーンで利用されはじめています。

人手不足が深刻な製造業や医療分野はもちろん、業務量の急増で負担が大きくなっている物流業など、多くのビジネスシーンで活用機会が増えている技術です。新たな体験や価値を生み出すARは、今後さらに身近な技術になることが予想されるでしょう。

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