NFTって最近よく聞くので興味がでてきたけど、どのように作ったらいいか分からない。そんなNFTアートを作ってみたい人向けに、初心者向けNFTアートの描き方をご紹介いたします。最初に2022年NFTアートの特徴を解説し、その後初心者向けNFTアートの制作方法を紹介いたします。
2022年NFTアートの特徴
まずNFTアートを制作する前に、どんなNFTが人気なのか調べてみましょう。
この章では、筆者がNFTマーケットプレイスOpenSeaを観察し気づいたNFTアートの特徴をまとめました。
(この章での話は2022年5月19日時点です。NFTの流行の流れは速く、すぐに流行が変わるので、その点をご承知ください)
特徴①PFPのNFTが現在主流
PFP(ProFile Picture)とは、主にTwitterなどのSNSアイコンに使用するプロフィール画像を指すクリプト用語です。
最近Twitterでサルのイラストのアイコンを見かけませんか?
これらのサルのイラストは、「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」と呼ばれる人気NFTアートです。
SNSアイコンは、自身の考えや所属するコミュニティを表す、いわば自身の顔(ファッション)みたいなものだと思ってください。同じNFTアートをSNSアイコンに設定していたら、親近感がわいてくるでしょう。
そのためPFP用のNFTアートは重要で、どんなNFTアートを設定するのか注目されているのです。
PFP用NFTの特徴
- 正方形で制作されている
- 顔が正面に向いている
- シンプルなデザイン
Twitterをのぞいて、どんなアイコンが使われているのか調べてみるといいでしょう。
特徴②NFT制作の理念やストーリーが必要
今売れているNFTの作品は、クリエイターの思いやストーリーが明確になっている作品が多いです。
どんな思いでこの作品を作り始めたのか、どういうことを伝えたいのか。
ただ作品を描くのではなく、その作品の理念やストーリーに共感してもらうように制作しましょう。
例として、新星ギャルバースについてご紹介いたします。
新星ギャルバースは、昭和風アニメの世界観にインスパイアされた作品になっており、2022年4月14日、先行販売直後から人気が急上昇。そして2022年4月15日、新星ギャルバースは世界最大のNFTマーケットプレイスOpenSeaの全てのカテゴリで1位を獲得しました。
新星ギャルバースのコンセプトは、昭和アニメ調の8,888体のギャルがすべての人々と文化に平和をもたらすべく活動しているというものです。
新星ギャルバースが多くの方に支持された理由はいくつかあると思いますが、私はクリエイターの理念に注目しました。
下記のツイートで「女性、アジア人、日本人クリエイターみんなエンパワーメントしたい」とメッセージを寄せ、今後の決意を述べています。クリエイター陣の思いは、多くの方に伝わったと思います。
https://twitter.com/SawacoNakagawa/status/1523277168339423232?s=20&t=Lu_3Tx4SKXOr6daXV2grgQ
特徴③NFT作品のコミュニティを運営し盛り上げている
今売れているNFTは、コミュニティが盛り上がっている例がほとんどです。マーケティングに力を入れているとも言えます。
毎日NFTアートが投稿されている中、自分の作品に目を向けてもらうには、みなさんの想像以上に準備がいります。
コミュニティを作り、自身が制作したNFT作品を盛り上げる活動が必須です。