2021年、日本にNFTアートの流行の波がやってきました。流行の波から1年が経過し、日本発のNFTコレクションが発表されましたが、海外と比較するとまだまだ日本発のNFTアートは少ないと感じられます。
そんな中、2021年のNFTアート流行初期から10000点ものNFTアートコレクションを手作りで制作した日本人アーティストがいます。
この記事では、早くからNFTアート制作に挑戦したアーティストKawaii SKULL氏と彼が作ったNFTアートコレクション「Kawaii SKULL」の紹介をいたします。
どのような想いで10000体「Kawaii SKULL」の作品を作ったのか、ぜひ記事を読んでみてください。
Kawaii SKULLとは?
NFTアートコレクション「Kawaii SKULL」は、デジタルアーティストのKawaii SKULL(カワイイ スカル)氏が制作しているNFTコレクションで、日本のポップカルチャーを取り入れた可愛い絵柄の頭蓋骨イラストが特徴です。24×24のドット絵で構成されています。
「Kawaii SKULL」は10000体の頭蓋骨を4ヶ月かけてスマホを使って手描きで描かれました。
次の画像は、初期に制作された#1~100のスカル作品です。
(引用画像:Kawaii SKULL公式note)
「Kawaii SKULL」はBAYCなどのジェネラティブNFTコレクションではなく、一点ずつ手作りで制作している点が大きな特徴です。
ジェネラティブNFTで10000点のNFTコレクションを作ることと1点ずつ手作りで10000点を制作することは、制作の過程がまったく異なります。
1点ずつ手作りで制作された「Kawaii SKULL」の1万点のNFTコレクションは全て完売しており、現在も多くの人々が売買を行い、二次流通が発生しています。二次流通を含む「Kawaii SKULL」の総取引高は、802ETH(※1)にのぼっています。
(※1)2022年9月20日時点の数値。
ジェネラティブNFTとは?
ジェネラティブNFTは、プログラムを使って自動生成されたNFTアートのことです。有名なジェネラティブNFTとしてBored Ape Yacht Club(通称BAYC)と呼ばれる猿の画像を使ったNFTアートがあげられます。
(引用画像:BAYC公式サイト)
プログラミング技術を習得していることと事前にパーツ毎の画像データを複数用意する必要がありますが、ジェネラティブNFTができれば同じ系統のNFTを大量に制作することが可能です。