VRの進歩で加速する「メタバース」の世界とは?企業の活用事例も紹介

written byNuxR編集部

VRメタバースの活用事例を6つ紹介

VRメタバースの活用事例を6つ紹介

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、VRメタバースを活用する企業や法人が急増しました。大人数が集まる展示会や音楽フェスなどのイベントをはじめ、総会や内定式など、利用シーンは企業によってさまざまです。

ここでは、VRメタバースを活用した企業・サービス事例を6つ紹介するので、今後の参考にしてみましょう。

事例1.日産自動車

日産自動車は2021年11月4日、VRChatにショールーム「NISSAN CROSSING」をオープンしました。銀座に実在する展示場がVR空間内に再現されており、VRChatのユーザーなら誰でも訪問できます。

ショールームでは電気自動車「日産アリア」を展示する他、新車発表会や講演などを開催。日産自動車はバーチャルギャラリーを新たなコミュニケーションの場と位置付け、今後もコンテンツ配信を続ける予定です。

事例2.NPO法人バーチャルライツ

NPO法人バーチャルライツは2021年10月24日、世界初となる完全VR社員総会を開催しました。総会ではVRサインによる議事録署名が行われた他、VRアバターの挙手で議決が採られるなど、先進的な内容になっています。

ほかにも、匿名で参加できるVR会員という制度を設けて非営利組織への市民参画を促進するなど、新しい形での法人運営が行われています。

事例3.MakeAvatar

アバター作成アプリのMakeAvatarは2021年9月29日、VRChatとの連携を発表。これまでVRChatにアバターをアップロードするときは3DCGソフトなどが必要でしたが、この連携により、スマホで作成したアバターをVRChatへ直接アップロードできるようになります。

MakeAvatarは簡単にオリジナルアバターが作れるアプリで、VRChat以外にもバーチャルキャストなどのソーシャルVRで使用できます。

事例4.SXSW

デジタル社会やメディアの総合展であるSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)は、2021年3月16日、完全オンラインで開幕。2020年は新型コロナウイルスの影響で開催中止に追い込まれましたが、2021年はVRChatを使い、メタバース内で開催されました。

例年開催していたテキサス州オースティンの街や施設をVR空間内に再現し、アバターのコンテストや交流を深めるミートアップなど、さまざまなイベントが繰り広げられています。

事例5.サンリオ

サンリオはVRChatとタッグを組み、2021年12月11日・12日の2日間にわたって「SANRIO Virtual Fes in Sanrio Puroland」を開催。バーチャルアーティストやサンリオキャラクターらが出演し、世界最大級のバーチャル音楽フェスをグローバル展開します。

VRChat版の有料フロアでは、アーティストがまるで目の前にいるようなバーチャルならではの演出やアバター同士でハイタッチをするとハローキティのリボンが出現するといった演出もあり、みんなで盛り上がれる内容になっています。

事例6.三井住友海上

三井住友海上 clusterでの内定式

三井住友海上は2021年10月1日、clusterを使ってメタバース内に再現した本社で内定式を開催。内定式には、全国各地にいる約220名の新入社員が自宅からオンラインで参加しました。

内定者はアバターとして参加し、内定者同士の交流を深めながら、働く企業の雰囲気や入社する実感を得られる内容に仕上がっています。

VRメタバースでビジネスを発展させよう

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、メタバースを活用してユーザーとコミュニケーションをしたりイベントを開催したりする企業が急増しました。

現在は発展途上の段階ですが、VR技術のさらなる発展とともに今後はメタバースがより身近な存在になっていくことが考えられます。アイディア次第でさまざまなシーンに利用できるので、社内で意見を出し合いながらVRメタバースでビジネスを発展させていきましょう。

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