アクチュアル株式会社(京都市)が新しいクラウドアプリケーション「WHERENESS(ウェアネス)」を公開しました。このアプリケーションは、360°メディアを自分で保存・編集・配信することで、バーチャルツアーを簡単に再構築することができます。
WHERENESSでは、クラウド上に自分で撮影した360°映像や写真をアップロードした後に、視点と移動をコントロールして、テキストや画像を空間内に配置することで、クラウド上で自分の体験を再構築することができるようになるとのことです。
アクチュアルは、「360°の記録を手軽に記録・共有することで、誰もが自分の視点で世界を体験できる社会を実現していきたい」と語っています。
今後の展開として、VRヘッドセットに対応したバーチャルツアー作成ツールのβ版が2023年春ごろにリリースされる予定です。また、アクセス解析・レポート機能の実装なども予定されています。
WHERENESS 3つの特徴
(1)360°動画に対応
WHERENESSは、360°動画のアップロードに対応しているため、インスタレーションやパフォーマンスなど時間軸を含んだ体験を構築することができます。
(2)制作フローの簡略化
360°動画はデータ容量が非常に大きく、編集作業に長い時間と高いPC性能が必要ですが、WHERENESSでは編集作業をクラウド上で完結させることで編集工程を1/4程度まで削減、制作コストの削減も可能です。
(3)チケット配信による収益化
WHERENESSでは、バーチャルミュージアムツアーのチケット配信に対応。将来的には360°空間内に作品を配置して販売も可能となり、収益化につなげることができます。
WHERENESS 公式サイト:https://whereness.io/jp