AR・VR・MR・XRの違いとは?仕事や生活での活用例も3つ紹介

written byNuxR編集部

XR(AR・VR・MR)が使えるデバイス

XR(AR・VR・MR)が使えるデバイス

XR(AR・VR・MR)は、パソコン・スマホ・タブレットなど普段使っているデバイスでも使用できます。ただし、本格的にXRを使いたい場合はVRゴーグルやスマートグラスなどの専用デバイスが必要です。

スマホやタブレットでもXRは使える

スマホやタブレットの中には、特にAR対応のモデルが多くあります。

Androidの場合、GoogleのARプラットフォーム「ARCore」に対応しているデバイスであればARが使用可能です。

iOSの場合は、iOS 11以降・A9プロセッサ以降を搭載しているデバイスでARが使えます。

本格的にXRを使うなら専用デバイス

VRやMRなど本格的なXR技術を活用したい場合は、スマートグラスやVRゴーグルなどの専用デバイスが必要になるケースが多いです。

スマートグラスはメガネのような形のデバイスで、レンズ部分に表示されるデジタル情報を見ることができます。

VRゴーグルはパソコンやスマホなどに接続して使うデバイスで、視界いっぱいに臨場感あふれる3D映像が表示されるのが特徴です。

AR・VR・MR・XRの違いは将来なくなる

ここまでAR・VR・MR・XRの違いや具体例について説明してきましたが、実は「将来AR・VR・MR・XRの違いはなくなる」といわれています。

現状でもAR・VR・MRの境目はあいまいになりつつあるため、今後は総称である「XR」がより一般的な用語となっていくでしょう。

既にXR(AR・VR・MR)の境界はあいまい

東京都の日本未来科学館では2021年3月、XR技術を用いたデジタル展示「HYPER LANDSCAPE」が開催されました。

この展示ではスマートグラスをつけて館内を歩くと、現在位置や向いている方向に応じたコンテンツが自動的に表示されていきます。スマートグラスのカメラ映像から位置を測定する「VPS」という技術によって、ユーザーの座標とコンテンツがリンクしているのです。

HYPER LANDSCAPEで用いられている技術は、現実世界の景色にデジタル情報が重ねられるという点ではARだといえますが、ユーザーの歩行に合わせてコンテンツが変化する点ではMRであるともいえるでしょう。このように、既にAR・VR・MRの違いはあいまいになりつつあるのです。

HYPER LANDSCAPE イベント紹介(au VISION STUDIO)

技術の進歩で境界はなくなっていく

現状AR・VR・MRには異なるデバイスが使われていますが、技術が進歩するにつれて将来は一つのデバイスでどの技術にも簡単にアクセスできるようになるでしょう。現実世界とデジタル世界の境界を隔てる壁は、今後ますます薄くなっていくと考えられます。

XR(AR・VR・MR)で生活をより豊かに

XR(AR・VR・MR)で生活をより豊かに

現状XRはAR・VR・MRに分かれていますが、今後テクノロジーの進歩によって各技術の境界は薄れ、一つのデバイスですべての技術にアクセスできるようになるでしょう。

現実世界とデジタル世界を隔てる壁は薄くなり、より没入感の強いエンタテインメントやさらに高精度な技術トレーニングなど、XRを活用できるシーンはますます増えていくと予想されます。

XRはアイデア次第で生活をより豊かで便利なものにしていける技術です。当社でもXRの技術開発を企画から導入までサポートしておりますので、アイデアを形にするお手伝いをさせていただければ何よりです。

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