「シンクロライフ」食べて暗号資産を稼ぐEat to Earnが実現

written by増田あかり

「SynchroLife(シンクロライフ)」の開発経緯、運営の思い

「SynchroLife(シンクロライフ)」を提供する株式会社GINKAN代表の神谷氏は、開発の経緯として次のように答えています。

『この「SynchroLife(シンクロライフ)」は、いわば「Instagram」のグルメ版。ユーザーが直接自分の好きなお店について投稿しながら共感・共有していく、コミュニティサービス兼お店探しサービスです。

これまでグルメSNSサービスはユーザーがレビュアーとしてコンテンツを作ってきた反面、彼らだけがずっとボランティアでした。僕らはYouTubeやTik Tokのように、みんなの役に立つものを投稿するとそこに報酬が出るしくみを作りたいと思っていたので、ブロックチェーンを使った暗号通貨を導入し、日本ではポイントとして提供しています。』

(引用記事:株式会社GINKAN:グルメSNSアプリ「シンクロライフ」の挑戦|stera developers by三井住友カード

神谷氏は「食レビューは楽しめるものであるべき」と考えており、ユーザー、レストラン、「SynchroLife(シンクロライフ)」の全てがお互いにとってメリットのあるアプリを目指したそうです。

アフターコロナに対応した新たな食の楽しみ方

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グルメ好きなユーザーにとって夢のようなアプリ「SynchroLife(シンクロライフ)」ですが、飲食加盟店にもメリットのある設計になっています。

代表の神谷氏は、「アフターコロナを見据えた一気貫通サービスを提供し、新たな食の楽しみ方を提案していきたい」と語っているとおり、「SynchroLife(シンクロライフ)」は、初期費用・月額費用はゼロで利用、加盟店向けアプリも無償で提供しているため、飲食店事業者に負担を強いらないシステムになっています。

そして、運営会社GINKANは、ユーザーたちが加盟店で食事した際の会計金額1〜5%相当をサービス側が完全成功報酬型でもらう形でマネタイズをしているため、飲食店事業者とともに共存できるモデルが構築できたのです。

新型コロナウイルス(COVID-19)により深刻な影響を受けた飲食業界にとっては、魅力的な集客方法として期待できるサービスになりそうです。

(参考記事:レビューを書いて、暗号通貨を貯める。「打倒・食べログ」を標榜するグルメSNSの勝算 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

Eat to Earnで何が実現できるのか?

筆者自身【Eat to Earn】には、多くの可能性があると考えております。「SynchroLife(シンクロライフ)」ではユーザー、レストラン、「SynchroLife(シンクロライフ)」の全てがお互いにとってメリットのある形にすることによって、飲食業界がより盛り上がるようになれば【Eat to Earn】は飲食業界に限らず、観光やイベント・フェスなど他の業界の活性化にもつながるとも考えています。

実例として「SynchroLife(シンクロライフ)」では、スポーツ観戦時のモバイルオーダー機能として導入したり、試合観戦後のスタジアム周辺にある飲食店と連携することによって、地元を活性化する取り組みを行なっています。

地域活性化につなげるホームタウンの飲食店×名古屋グランパス プロジェクト始動

グランパス

(引用画像:名古屋グランパス オフィシャルWEBサイト

コロナ禍で、サッカースタジアムに出向いて熱気を味わうことが難しくなりました。

試合を見に行けないグランパスファンは、地域の身近な飲食店で食事し、グランパスを応援することで、シンクロポイントが貯まります。貯まったポイントは、名古屋グランパスオンラインショップで利用でき、グッズの購入に利用できます。

また面白い試みとして、株式会社GINKANは試合の勝敗と連動したポイント還元率の変更など、名古屋グランパスの勝利が地域飲食店の活性化に繋がる取り組み実現に向けて準備をしているそうです。

「SynchroLife(シンクロライフ)」を活用することによって、グランパスの応援が地域の活性化に繋がります。

グルメSNS「シンクロライフ」のモバイルオーダーが川崎フロンターレのスタジアムグルメに導入

川崎フロンターレ

(引用画像:PRTIMES

2021年9月26日の試合より、川崎フロンターレのスタジアムに「SynchroLife(シンクロライフ)」のモバイルオーダーが導入されました。

この導入によって川崎フロンターレサポーターは、「SynchroLife(シンクロライフ)」のモバイルオーダー機能を利用し、事前に商品を注文することで、試合当日並ばずにキャッシュレスで商品を受け取ることができます。

サッカー観戦において、飲食の注文は試合前かハーフタイムと限られた時間に集中していました。そのため長い行列が発生し、コロナ禍において新たな問題となりました。

「SynchroLife(シンクロライフ)」のモバイルオーダー機能を利用する事で、レジ作業の時間が削減され、感染予防対策にも繋がります。

今後は「SynchroLife(シンクロライフ)」のモバイルオーダーの利用範囲を拡張することを検討しているそうです。また、地元川崎の飲食店へ、試合後にフロンターレのサポーターを送客する機能の実装を予定しており、川崎フロンターレ一体になって、地域の活性化を目指していくとのことです。

このように、【Eat to Earn】は他業界との連携が取りやすいモデルだと考えています。【Eat to Earn】で今後どのようなビジネスモデルが生まれるか注目していきたいです。

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増田あかり

ナナメ45度の視点で新たな「オモシロイ」を探求&届けるライター。 フリーランスライターときどき文筆家←SE女子←農業系大学院