2.メタバース内で仕事をする
メタバース内で仕事をすることも楽しみ方のひとつでしょう。最近では、メタバース内での求人をまとめたジョブマッチングサイト「メタジョブ!」というサイトが登場しています。
2021年10月に「メタジョブ!β版」がリリースされてから、様々なメタバース内の求人が掲載されました。2022年11月末時点に掲載されている仕事募集は、1月にXR CLOUDで開催される講演・展示会イベントの運営スタッフやメンズスキンケアの体験談を語るリモート接客などの募集がありました。
今後メタバース空間でのイベントの需要はさらに高まることが見込まれています。そのため現実世界だけでなく、アバターワークでの仕事も増えるでしょう。自分のやりたい仕事が遠方にあってできない、移動時間を割くことができない方にとてもおすすめです。
○事例1 メタジョブ!
メタジョブ!では、「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス2022」での公式スタッフが募集され、2021年では145人のスタッフを「公式スタッフ」としてバーチャル空間に配置し、参加者がよりイベントを楽しめるようサポートしていました。
2022年は日英対応スタッフを募集していたとのことです。公式スタッフは、イベントの案内から参加者の写真撮影まで対応しています。
【バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2022】
フェス5日目のお写真を何度かに分けて投稿させて頂きます。透明幽霊さんにパンダに、宝くじ!?
筋肉さんが可愛い子たちを見つめております。#渋谷#イベント#Cluster#ハロウィン#メタバース#メタジョブ#バーチャル渋ハロ pic.twitter.com/cydRTOkirH— メタジョブ!日記!【公式】 (@metajob_diary) October 31, 2022
▼メタジョブ! 公式サイト
3.メタバース内で授業を受ける
日本国内でもメタバース授業を取り入れ始めています。
またメタバースを使った授業だけでなく、修学旅行、部活なども行われています。
この章では、メタバースを使った入学式や授業についてまとめました。
○事例1 メタバース入学式 学校法人角川ドワンゴ学園 N中等部 N高等学校 S高等学校
学校法人角川ドワンゴ学園では、メタバース空間内で入学式を開催しています。学校長の式辞や新入生宣誓などメタバース空間内で行われます。
メタバース授業が普及すれば、住んでいる場所に関係なく、色んな方と交流でき、学びを深めることができます。
▼動画 メタバース入学式
(引用映像:N高等学校)
○事例2 メタバース授業 学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校 S高等学校
(引用画像:N高等学校、S高等学校)
N高等学校、S高等学校の一部授業では、メタバース空間の特徴を活かしたオンライン学習を提供しています。現実世界では体験することが難しい実験をメタバース内で行う、古代生物に触れるなどができます。
N高等学校、S高等学校では、メタバースを活用した運動会やカラオケ大会なども実施されているとのことです。
こちらではVRChatだけでなく、ソーシャルVRアプリ「Rec Room」など様々なツールを使いこなして、新たな学びを提供しています。
○事例2 東京大学メタバース工学部
東京大学では、社会人や学生の学び直し、リスキリングを支援するためのリスキリング工学教育プログラムを行っています。またジュニア工学教育プログラムでは、VRChatを活用したメタバース空間内での工学授業も開催されています。
▼東京大学 メタバース工学部 公式サイト
METAVERSE SCHOOL OF ENGINEERING | メタバース工学部 (u-tokyo.ac.jp)
4.メタバース上でゲームを遊ぶ
(引用画像:YouTube XANA公式)
メタバースを活用したゲームも登場してきています。
メタバースプラットフォーム「XANA」は、メタバース向けにカスタム構築されたEVMベースのブロックチェーンインフラストラクチャです。
「XANA」上で、19年続く人気TV番組「逃走中」がXANAでメタバースゲーム化されることが決定しました。
「逃走中」はフジテレビ系列で放映されている、早朝の街中やテーマパーク、ショッピングセンター等を舞台にして、著名な芸能人が大規模な鬼ごっこの様子を追った番組です。
2022年11月には「逃走中」はNetflixで配信され、海外にも知られるようになりました。XANA上での「逃走中」は2023年内のローンチを予定しており、現在開発が進められています。
▼XANA 公式サイト
メタバース 楽しみ方 まとめ
この記事では、メタバースの楽しみ方について事例を交えて紹介いたしました。メタバースの楽しみ方をいくつかあげましたが、まだまだ出てきていない新しい楽しみ方があると思います。
今はユーザーやクリエイターたちが試行錯誤しながらメタバースの楽しみ方をさらに追求するフェーズだと考えられます。
企業もメタバースのイベントを積極的に企画することが多くなってきたので、可能な限り体験して、新たなメタバースを構築するためのインスピレーションをつかみましょう。