Game Fiとは? 「play to earn」との違いや仕組み、注意点まで徹底解説

written byウィリー

Game Fiの注意点

Game Fi 注意点

最後に、Game Fiをプレイする際の注意点を紹介します。

ゲーム内通貨が暴落する可能性がある

ゲーム内通貨の価値が高騰し、利益を得られる可能性があるということは、その反対で通貨の価値が暴落してしまうリスクもあります。

NFTアイテムやキャラクターなどを購入する際には、その価値が暴落してしまうリスクがあることを必ず理解しておきましょう。

無課金では稼げないことがほとんど

「Free to play(F2P)」という概念の基、無料で始められるゲームも増えてきました。

しかし、ある程度課金することが前提で制作されているゲームも多く、無課金では難易度が高くてゲームを進めることもままならないということも珍しくありません。

こちらに関しては、業界側も改善していきたいところではあるかと思いますが現状、無課金で稼げるゲームは少ないと思っておいた方が良いでしょう。

ポンジスキームに注意

全てのGame Fiではありませんが、中にはポンジスキーム的な要素が強いGame Fiも存在しています。

ポンジスキームとは、「新規に参入した投資家の資金を、既存の投資家の配当に回す」という実在した米国の詐欺師が考案した投資詐欺です。

Game Fiの中には、このようなポンジスキーム感の強いコンテンツがあることも事実で、新規ユーザーが消費したお金が既存のユーザーの報酬に充てられているケースもあります。

そして、そのような運営を続けていると新規ユーザー数が減少した際に、コンテンツ経済が破産してしまうことにもなるでしょう。

また、暗号資産の法整備がまだ完全に確立されていないことに注目した偽サイトなども存在します。

そのため、Game Fiの仕組みやコンテンツの特徴、利用規約などをしっかりと理解したうえでプレイすることをおすすめします。

まとめ

Game Fi まとめ

今回の記事では、「Game Fi」と「Play to Earn(P2E)」や「Move to Earn(M2E)」の違い、Game Fiで稼げる仕組み、Game Fiのリスクについて詳しく解説してきました。

Game Fiで稼ぐためにも、仕組みや特徴、注意点などをしっかりと理解してから楽しむことが非常に重要となります。

ゲーム内通貨の暴落やポンジスキームなどのリスクがあるとはいえ、Play to Earn(P2E)やMove to Earn(M2E)をはじめとするGame Fiが革新的なコンテンツであることも事実で、「Free to play(F2P)」を目指している企業も増えているそうです。

メタバースなどの発展、Game Fiのユーザー数の増加など、条件が整ってきたら稼げるチャンスも大きくなります。

パートナー企業や出資企業からの外部資金など、新規ユーザーの資金に頼らずに運営が回っていく仕組みの構築を目指すコンテンツも増えているので、今後は安心してプレイできるコンテンツが増えていくことに期待しましょう。

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ウィリー

NFT、仮想通貨、投資信託の記事を書くことが多く、現在は東証プライム企業でも執筆中です。   自身でも暗号資産やNFT、米国株式を中心に、幅広く投資を行っている経験から金融領域の仕組みやリスクなど、俯瞰的に分かりやすく解説することを心掛けております。