好奇心旺盛な彼の情熱は、姿かたちを変える
自然が語りかける声に耳を傾けるように、自然界に足りないものをすくい取った彼は、キノコにあらたな模様を作り出した――ここからはMR開発のヒントになればということで、番外編として、フィリップ・フランクの活動領域のひとつでもあるプロジェクションマッピング作品の一部を掲載しよう。
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新しく手に入れた模様に、キノコは何を思うのだろう。魔法が解けると妙に儚いキノコのファッションショーである。
時代の流れから感じ取れる作風の変化
公式サイトのプロフィールによると“1970年代後半生まれ”と公表している彼だが、そこから推定される年齢を頭の片隅に置きInstagramを見ると、40代中ごろにさしかかろうとするあたりから、より光が映える作風に変わってきているようにも思える。(彼が“Light Artist”を名乗るように、それはごく自然なことかもしれないが)
作風の変化という現象は自身の身体的・精神的変化などによって起こると考えられるが、彼が興味を持つ広大な世界は、日々変化し続ける空間だ。「ブレない」状態からなにかに感化されたり、新しい環境に触れたりすることで、彼の作風は時代とともに変化していくと言えそうである。
次は誰が彼に語りかけるのか、これは彼の投稿を辿れば察することができるかもしれない。