The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?収益化の種類や活用事例をご紹介

written bycanちゃん

The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは

「The Sandbox」は、ユーザーがメタバースの中でボクセルアートのアバターや建物といったアイテムやゲームを作成して遊ぶ、ユーザー主導のNFTゲームです。プラットフォームはイーサリアムのブロックチェーン上で提供されています。

メタバース上の土地や作成したアイテムなどは販売して収益化もできるため、Play to earnゲームとしても楽しむことができます。

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The Sandbox – Season 3 Trailer

LAND(ランド)とは

「LAND」は、The Sandboxにおけるメタバース上の土地です。LANDの保有者は土地を自由に扱うことができるので、そこでのイベント開催や土地のレンタルで収益化を図ることも可能です。

1区画(1LAND)の大きさは、縦96m×横96m、高さ128mあり、ゲーム内のLAND数は166,464区画が用意されています。The Sandbox Japan公式サイトによると、この区画はこれ以上増えることはないとのことです。

また、LANDは“デジタル不動産”ともいわれており、購入するとなると1区画が数百万〜数億円と非常に高値で取引されているのが現状です。現実世界の土地と同じようにさまざまなビジネススタイルが誕生し、有名企業がLANDを保有してメタバース上のイベントやショップなどを設け、販路を広げつつあることは後述の活用事例からも明らかでしょう。

もしLANDの購入が難しい場合は、土地をレンタルしてそこからビジネスをスタートすることもできます。The Sandbox発の、新しいビジネスの誕生にも期待がかかります。

The Sandboxの楽しみ方

■Game Maker

「Game Maker」は、3Dゲームを作ることができる無料のツールです。プログラミング不要で誰でも簡単にゲームを作れる環境が整っており、The Sandboxの公式YouTubeでは、ゲーム作成のためのチュートリアルも公開されています。ツール内で用意された素材だけでなく、VoxEditで作成したボクセルモデルをゲームに登場させることも可能なので、自分好みの個性豊かなオリジナルゲームが作れます。

また、将来的にはオプションでコーディング機能も追加していく予定とのことで、実装が叶えばより自由度の高いゲーム制作環境の実現にも期待できます。

■VoxEdit

VoxEdit(ボックスエディット)は、オリジナルのボクセルモデルを作成する無料ツールです。人や動物、食べ物、建築物、道具などのアイテムを、マインクラフトのように立方体のブロックを組み合わせて簡単に作成することができます。作成したアイテムはゲームで使用したり、NFTとしてマーケットで販売したりすることができ、収益化が可能です。

ボクセルモデルを採用したゲームの流行もあってか、近年では「ボクセルアーティスト」という新たな職業も登場しており、クリエイターの表現の場が広がりを見せています。

■オリジナルアバターを作成

ボクセルモデル(アバター)は既存モデルを組み合わせて作成することもできるため、「VoxEditをやってみたけど挫折しそう」という方も安心の設計です。YouTubeにはVoxEditを用いたアバター制作や装備品のメイキング動画も公開されているので、VoxEditでの作成が苦手な方は参考にしてみるのもよいかもしれません。

参考リンク:「VoxEdit アバター メイキング」検索結果 – YouTube

■The Sandbox内のマーケットプレイス

The Sandboxでは、LANDや作成したボクセルモデルを取引するためのNFTマーケットプレイスが用意されており、自作した作品を自由に販売できます。取引の際は、The Sandboxが発行する独自通貨の「SAND」を使用します。

■メタバース空間

謎解きやアイテムの収集、タイムアタックなど様々なゲームやユーザー同士でチャットや会話を楽しむことができます。メタバース空間を活用したイベントも活発におこなわれており、コロナ禍の影響が追い風となって日本企業もこれに積極的に取り組んでいます。

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canちゃん

なんでもツクリタガリな主にUIデザイナー。副業ライター。 洋服、グラフィック、立体、映像など、なんでもつくってみたくなる。openseaで過去のグラフィック作品をNFTにして出品してみた。(まだよくわかっていない)