VR(仮想現実)はゲームをはじめとして、さまざまな分野で活躍している技術です。いつでもどこでも物事を仮想的に体感できるので、これまでできなかったようなことを可能にし、人間の可能性をより広げてくれる技術であるといえるのではないでしょうか。本記事では、そんなVRの事例を分野ごとに紹介します。
そもそもVRとは?
VRとは「Virtual Reality」の略であり、日本語では仮想現実と訳されます。人間が持つ感覚を刺激することにより、人工的に作られた仮想空間をまるで現実であるかのように体感させる技術です。広義にはテレビや映画、シミュレーションゲームなどが含まれることもあります。
しかしながら一般的にVRといえば、ヘッドマウントディスプレイを着用して3D空間を視覚的に体感するものを指し、ゲームをはじめとしてさまざまな応用がなされている技術です。
似た言葉にAR(Augmented Reality、拡張現実)がありますが、こちらは実際の映像に対してCGを合成する技術です。VRは100%人工的に作られた仮想空間のことを指し、ARとは異なります。
あらゆる分野に進出するVR
実際には存在しない仮想空間を、現実であるかのように体感できるVRはさまざまな分野に使われています。たとえば教育の分野では、本来はその場に行かないと体感できないような事象を仮想的に体感できたり、医療の分野では実際の手術の前のトレーニングとして使ったりすることが可能です。
さらに、昨今の新型コロナウイルスの影響により人の移動や作業に制限がかかる事態においても、仮想的に物事を体感したり実行したりできるVRは大きく活躍できるといえます。これからの時代にあった技術であるといえ、より多くの分野に進出していくことでしょう。