VRの事例を紹介!観光、教育、医療、研修など様々な分野で活躍

written byNuxR編集部

研修

社員やアルバイトを教育するための研修でも、VRは活用されています。再現が難しいような場面でもVRなら容易に体感できるなどメリットが多く、導入する企業が増えているそうです。

安全体感VRトレーニング

建設現場ではさまざまな危険があり、リスクを事前に教育して労働災害を防ぐことが重要です。積木製作がリリースした「安全体感VRトレーニング」は、このような建設現場での安全教育を目的としていたVRコンテンツとなっています。

具体的には、仮設足場からの墜落や配線作業中の感電、製造現場での巻き込まれ体験など、多くのリスク場面が仮想的に再現されており、安全かつ手軽に研修を行うことが可能です。

安全体感VRトレーニング・レンタルサービス(積木製作)

緊急脱出研修

飛行機に事故が起こった際の緊急脱出研修は重要ですが、教育には実際の客室を模した研修施設が必要であり、遠方に勤めている社員の受講が課題となっていたそうです。また、新型コロナウイルスの影響で、研修施設の使用や人の移動にも制約がかかった点も問題となりました。

そこで、JALが開始したのがVRを用いた緊急脱出研修です。パニックが発生した場合の乗客への対応などを、実際に声を出したり手を動かしたりすることで学ぶことができ、施設での研修と同様の効果が期待されています。

製造業

製造業の現場においても、VRの活用が注目されています。作業の効率化やコストの削減などさまざまなメリットがあり、徐々に広がりを見せているようです。

VR工場視察サービス

工場を視察することは工場運営において重要ですが、多くの工場を持っていたり、海外の工場があったりすると、気軽に視察することが難しいといえます。NEWJIとfloorvrが開発した「NEWJI VR」は、VRを用いて仮想的に工場視察ができるオンラインVR工場視察サービスです。

このサービスでは4K・360度映像をVRヘッドセットおよびモニターで工場を仮想的に視察でき、工場に直接訪れなくとも視察が可能となります。渡航コストの削減にもつながるため、このような形態で視察するのが今後は当たり前になるかもしれませんね。

オンラインや遠隔でVR工場視察・監査ができる NEWJI VR(NEWJI株式会社)

Virtual Design Atelier

NTTドコモが開発した「Virtual Design Atelier」は、遠隔地とVR空間で3Dデザインの共同製作ができるソリューションです。

これまでは複数のデザイナーが各自担当する部分のデザインを製作した後、それらを持ち寄って3D出力し全体像を確認するというフローが一般的でした。しかし、製作過程がリアルタイムで確認できないため、手戻りが発生するなどの時間の無駄が生まれていました。

このソリューションを使えば、離れた場所でも互いのデザインを確認しながら共同制作でき、作業工程の削減および生産性の向上につながるそうです。

遠隔共同制作ソリューションVirtual Design Atelier™(NTTドコモ)

VRの応用はさらに拡大

VRの応用はさらに拡大

すでに多くの事例が存在するVRですが、今後もその応用は広がりを見せると考えられます。調査会社のIDCによると、ARとVRを合わせた市場は2019年には168.5億ドルであったのが、2023年には10倍近い1,606.5億ドルに達する見込みとのことです。仕事においても日常生活においてもVRがあるのが当たり前、そんな世界が来るのも近いかもしれませんね。

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