最近メディアでもNFTという言葉が取り上げられるようになってきました。NFTは、非代替性トークンのことを指す「デジタル資産」を意味します。アート作品、電子チケット、アバター、アパレル、写真など、NFTには多岐の使い方があります。今、NFTが最も利用されている分野はアートです。
NFTの登場によって、アーティストは新たな表現方法やアプローチができるようになりました。新たな可能性として活用されているNFTですが、早くからNFTアーティストとして活動していた方に草野絵美(くさのえみ)さんというアーティスト兼起業家がおります。
彼女はNFTアーティストで有名な方の名を挙げるとき、必ず名前が挙がるであろう有名なNFTアーティストのひとりです。
この記事では、草野絵美さんがNFTに出会うまでの活動とこれからの関わり方について、まとめました。
草野絵美 プロフィール
草野 絵美(くさの えみ) 起業家、アーティスト。
1990年東京生まれ。慶応義塾大学 環境情報学部卒業。大学在学中にスタートアップを立ち上げ、起業家としての道を歩み始める。音楽活動では、歌謡エレクトロユニット「Satellite Young」を主催し、ボーカルを担当。
2019年、東京藝術大学の非常勤講師に就任。その2年後、知人からの紹介でNFTの存在を知る。
2022年4月に日本発のコレクタブルNFTコレクション「新星ギャルバース」を発売すると、即座に完売となった。
また、長男であるZombie Zoo keeper(ゾンビ飼育員)君は、NFTアーティストとして活動中。親子でアーティスト活動に取り組んでいる。
令和のインターネットやテクノロジーに、皆さんはどんなことを期待していますか?#草野絵美 さんは、#Web3 時代への期待をこめてメッセージを送ってくれました。
しかし、「カキコミ」という言葉には胸が熱くなりますね。Web1.0もいいものです。#令和ネット論 #平成ネット史 pic.twitter.com/tvowzTGb4c
— 令和ネット論@NHKラーニングでも配信中 (@nhk_nethistory) March 14, 2022
1.NFTに出会うまでの歩み
草野絵美さんは、高校時代からライター、フォトグラファーとして活動し、2011年に大学在学中にスタートアップを起業しています。
2014年には、音楽ユニット『Satellite Young (サテライトヤング)』を結成。主に80年代から90年代のサウンドに人工知能などの最新テクノロジーをテーマにした楽曲制作を行なっています。
2018年よりメディアアート作品の制作活動をスタート。
下記画像は工学研究者兼メディアアーティストの山岡潤一氏と制作した「Instababy Generator」というメディアアート作品です。
(引用サイト:Emi Kusano Instagram)
起業家にアーティストにと精力的に活動を続けるなか、2019年からは東京藝術大学の非常勤講師に就任。その2年後、2021年3月に知人からの紹介でNFT作品を制作し、販売をはじめることになりました。