近年では「AI」という言葉が広く認知されるようになり、その言葉自体は耳にしたことがあるという人も少なくないでしょう。
AIとは「Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)」の略称で、直訳すれば「人工知能」という意味になります。既に身近なところでもAIの技術が使用されており、「siri」や「アレクサ」などが一般的に使用されているAIの代表格になるのではないでしょうか。
今回はその中でも一部で大きな話題を呼んでいる「Generative AI (ジェネレーティブ AI)」について詳しく紹介していきます。
Generative AI (ジェネレーティブ AI)とは
Generative AIとは、人やモノ、コンテンツなどから学習したデータを使用してアウトプットを生み出すタイプのAIになります。
冒頭で少し触れたような従来のAIは、膨大なデータから特徴を学習し、予想します。「普段よく聞いている曲に似ている曲をアレクサがおすすめしてくれる」などの機能が挙げられますが、新しい曲を作曲している訳ではありません。
それに対し、Generative AIは学習したデータを基に0から1を生み出すことが可能になります。そのため、ハウスメーカーや自動車部品メーカー、医薬品開発など各分野から革新的な技術として注目されているのです。
また、米国のIT系調査会社のガートナー社によると、社会で生成されているデータのうち現在までにGenerative AIが生み出したモノは1%未満で、2025年までにその割合は数十%程度にまでなると予測されています。
現状、人間が情報をインプットしていく必要はありますが、今後は「Generative AIが制作した映画や音楽で感動して涙する」なんてこともあるかも知れませんね。
Generative AI (ジェネレーティブ AI)を使用したサービス
ここでは、実際にGenerative AIを使用しているサービスを紹介します。
ChatGPT
「ChatGPT」は、インターネット上にある膨大なデータを基に、まるで専門家に質問しているようなリアルな会話文を生成することができます。
実際にChatGPTに会話形式で質問してみましたが、日本語にも対応していて日常的なことから専門性の高いことまで数秒で表示されました。
現状はユーザーの質問内容にも依存しますが、小説を書いたり、プログラミングコードを書いたりすることも可能です。
公式サイト:https://chat.openai.com/