ARグラスの代表的な4つの製品
ARグラスの代表的な製品は「HoloLens 2」「Nreal Light」「GLOW」「Rokid Air」の4つです。ARグラスも用途別にさまざまな製品があります。
ただし、製品によっては利用できるスマートフォンが限られているケースもあり、購入時には注意が必要です。ここではARグラスの代表的な製品を4つ紹介します。
1.HoloLens 2
「HoloLens 2」は、マイクロソフトが開発・提供しているARグラスで、HoloLensシリーズの2世代目のデバイスです。多彩な機能が搭載されたことで、初代よりも大幅にスペックが向上しています。
もともとは、法人向けに販売されていた製品でしたが、2020年7月には一般販売も開始されました。手によるジェスチャーで操作できる点が特徴のARグラスです。
2.Nreal Light
「Nreal Light」は、中国の企業であるエンリアルが開発・提供しているARグラスです。日本では、KDDI直営店やauオンラインショップといったKDDI系列の店舗やサイトで販売されています。
おしゃれなサングラスの形状で、一般的なメガネと同じように折りたたむことも可能です。ただし、Nreal Lightを使用するためには「Snapdragon 855」と呼ばれるCPUを搭載した「Galaxy Note20 Ultra」「Xperia 5 II」などのデバイスが必要です。
Nreal Light – Ready-to-wear Mixed Reality Glasses
3.GLOW
「GLOW」は、香港の企業であるMAD Gaze社が開発したARグラスです。スマートフォンと接続することで、118インチの大画面で動画が楽しめます。
現在は募集終了していますが、2020年4月にはクラウドファンディングを通じて日本でも販売されました。サングラスのようなおしゃれな見た目をしており、カラーバリエーションも6色と豊富です。さらに、メガネショップに行けば、度入りのレンズにも付け替えられます。
4.Rokid Air
「Rokid Air」は、中国の企業であるRokid社で開発されたARグラスです。スマートフォンなどと接続することで、120インチの大画面でコンテンツが楽しめます。
電力は接続先のデバイスから供給するためバッテリーの充電をする必要がなく、一般的なメガネと同じように折りたたみできる点も特徴です。重量も85g程度と軽量なため、長時間かけても負担が少ないでしょう。
さまざまなデバイスでARの可能性に触れてみよう
ARデバイスを利用する際に必要なデバイスは、「スマートフォンやタブレット」「スマートグラス」「ARグラス」の3つです。ただし、スマートフォンだけでARを楽しめるアプリなどもあり、デバイスを揃えておかないとARを利用できないわけではありません。
しかし、スマートグラスやARグラスを用意することで、よりリッチなARコンテンツや機能が楽しめるでしょう。さまざまなデバイスでARの可能性に触れてみてください。