ARライブの成功事例を5つ紹介
ARライブは決して目新しいものではありません。すでに国内外の多くのアーティストが新技術を利用して独自の演出を行っており、ファンや観客を楽しませています。新型コロナウイルスをきっかけに新しいライブ演出に取り組むミュージシャンも増えており、今後はさらなる発展が期待されます。
ここでは過去に開催されたARライブを5つ紹介します。
事例1.初音ミク
NTTドコモは初音ミクとコラボしたXperiaの発売プロモーションの一環として、六本木ヒルズのメトロハットで初音ミクのARライブイベントを実施。スマートフォンをメトロハットの外周にかざすと、空中移動する円盤形のステージ上で初音ミクが歌って踊る華やかな演出が行われました。
ほかにも、スマートフォン向けのアプリ「HATSUNE MIKU AR」が登場。さまざまな場所に設置されたARマーカーを使って、初音ミクの3Dバーチャルライブを楽しめます。
事例2.にじさんじ
バーチャルライバーグループのにじさんじは、2021年7月31日〜8月1日の2日間にわたって初のリアルタイムARライブを開催。3Dモデルのにじさんじライバーが、まるで本当にその場にいるかのようなライト演出が注目され、大きく盛り上がりました。
AR技術によって生み出されたバーチャルライバーと生バンドによる臨場感を追求したライブは、今後の音楽ライブシーンを一変させるかもしれません。
事例3.FISHMANS
FISHMANSは2020年6月14日に渋谷パルコ内にあるスタジオ「SUPER DOMMUNE tuned by au5G」から完全無観客ライブを生配信。このライブはau 5GのAR技術を導入して開催されたもので、楽曲に合わせてAR演出による花火や天使の像が浮かび上がるなど、ライブを盛り上げました。
最新技術を導入したFISHMANSのライブは、コロナ禍の中で開催されている他の無観客ライブとは一線を画すもので、コロナ後のライブの在り方やエンターテインメントの演出を示すような挑戦的な取り組みになっています。
事例4.東方神起
東方神起は2020年5月24日、AR技術を活用したオンライン専用有料コンサート「Beyond LIVE – TVXQ! Beyond the T」を開催。東方神起のパワフルなパフォーマンスとともに、舞台上に仮想現実の巨大クジラが現れるなど、迫力満点のライブを展開しました。
ほかにも東方神起が世界各国のファンの質問に答えるインタラクティブコミュニケーションを行うなど、完成度の高い公演になっています。
事例5.daoko
2020年6月24日に開催されたSUPER DOMMUNE・KDDI主催の拡張現実化ライブにアーティストのdaokoが登場。
ARエフェクトと音楽が見事にシンクロした独創的なパフォーマンスを生み出しています。
ライブ終了後、YouTubeのチャットにはアンコールを求めるコメントが溢れ、ファンも大満足のARライブとなりました。
ARで個性的なライブパフォーマンスを実現しよう!
新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって発展を遂げたARライブは、今後の音楽イベントの在り方を大きく変えるかもしれません。本格的な導入はこれからですが、5G技術の登場により、今後はさらに多くのアーティストに取り入れられていくでしょう。AR技術を活用して、独創的なライブパフォーマンスを楽しみましょう。