ARアプリの制作方法
ARアプリを開発するためには、アプリの開発に使用する「開発環境」と、AR用の「ライブラリ」が必要です。AR開発環境といっても、一般的なアプリの開発環境と基本的には変わりません。代表的な開発環境として、UnityやAndroid Studioなどが挙げられます。
続いて、ARツールの設定を行う際には、各開発環境や言語に対応したARツールを導入しましょう。iOSやAndroidなど、ARアプリを使う端末によってツールが変わる場合もあるため注意が必要です。
開発環境の設定が完了したらプログラミングを行います。動作テストを行って不具合がなければ完成です。アプリ化して公開できる状態に設定します。
AR制作ソフトの使用
AR開発で使用されるライブラリとして、代表的なものとして以下の7つが挙げられます。
*以下リンクは公式サイト
- Apple ARKit(Appleが提供するARライブラリ)
- Amazon Sumerian(Amazonが提供するARライブラリ)
- Google ARCore(Googleが提供するARライブラリ)
- Spark AR Studio(Facebookが提供するARライブラリ)
- Snapchat Lens Studio(Snapchatが提供するARライブラリ)
- ARToolKit(世界初のARライブラリ)
- Magic Leap Toolkit(NTTドコモが出資するMagic LeapのARライブラリ)
ARシステムを制作会社に依頼することも可能
比較的単純なARコンテンツを制作する場合や、制作するスタッフを自社で用意できる場合には、上で述べた手順にしたがってARコンテンツやアプリを制作するとよいでしょう。しかし高度なARコンテンツやアプリを制作したい場合や、会社が制作スタッフを抱えていない場合には、制作会社に依頼するほかありません。
最近はARコンテンツやアプリを開発するサービスを、手頃な価格で提供する制作会社もあります。5万円以下でもARを提供する企業があるなど、料金はピンからキリといえるでしょう。
また、クラウドソーシングでARコンテンツなどの制作を外注すれば、出費は割安で済みます。しかし、クオリティや納期などが担保されないケースも発生するため注意が必要です。
よって、ARコンテンツやアプリの開発を依頼する場合には、確かな技術力を持つ制作会社を探すようにしましょう。
まずはAR制作の相談をしよう
ユーザーに強いインパクトを与えることができるAR。広告などに利用することでバズ効果を期待することも可能です。
AR開発の手法が洗練化され、ARアプリやWebARを開発するための環境やライブラリも数多くそろっています。自社でARを制作するにも、さまざまなAR制作ツールがそろいすぎていて、どれを使用すればいいかわからないかもしれません。
そんな方にとって朗報なのが、AR制作ツールの体験版。無料で提供されているものもありますので、まずは試してみてはいかがでしょうか。
実際にAR制作ツールに触れてみて、「高度なARを作ってみたい!」という場合には、専門の制作会社に開発を相談依頼するのも一案です。自社でARを活用したい方は、ぜひ一度Muralへご相談ください。