<Oculus Quest 2購入記①>ビックカメラの売り場でさまよう旅人がひとり。

written bywanage

Oculus Quest 2、果たして在庫はあるのか?

レジにたどり着いた私はパンフレットを指差しながら「Oculus Quest 2の64GBのほうがほしいんですけど、在庫ってありますか?」と店員さんに尋ねたところ、検索用と思われる端末を片手に「少々お待ちください、確認してみますね」と返ってきた。もしや在庫がないのだろうか。

続けて、「パンフレットをお借りしてもよろしいでしょうか」と尋ねられ、「はい!」と答える。型番を探しているのだろう、店員さんはパラパラとパンフレットをめくっている。その間、ほかの店員さんたちが「どうしたの?」とやってきて、次から次にパンフレットを覗き込んだ。Oculus、ひょっとしてここにはなかったり?

(もしかして目をマッサージするヤツと間違われてるのかな)と背後の美容コーナーに目をやったところ、在庫を探してもらっている間に会計待ちの人が3、4人できていた。ジリジリとした視線を感じたので反射的に縮こまってしまう。待たせてしまってなんとも気まずいぞ……。

3人の店員さんが集結して答えを探しているなか、戦国無双の毛利元就が「一本の矢は折れるが、三本の矢なら……」とめちゃくちゃカッコいいことを言っていたのを思い出した。3人で答えを探したらきっと見つかる。ビニールカーテン越しから「これじゃない?」「これかな?」という声が小さく聞こえた気がした。

「大変お待たせしました!」の声のあと、3人の店員さんのうち右端の人がOculusのパンフレットを指しながら「こちらの商品は7階のゲームコーナーにございます!」と案内してくれた。

「うっ、ならなぜ3階に展示品が置いてあるんですか!」なんて口が裂けても言えない。ここは大人の事情なのだろう。Oculusのありかを教えてくれた店員さんたちにお礼を言って、エレベーターに乗り込んだ。

ようやく会えたね、Oculus Quest 2。

(PlayStation VRのあたりにあるかな、グフフ、なんちゃって!)

プレステの売り場を縫うように進むがOculusは見当たらない……それはそうか。蛇行でメインの売り場を抜け、吸い込まれるようにしてレジ近くにたどり着いた。

レジ横に目をやると、3階にあった展示と同じレイアウトで置かれたOculus Quest 2の姿が。すぐに見つかってよかった! が、ここでも商品カードが見当たらなかったためそのままレジへと向かうことに。

レジに着くなり「Oculus Quest 2の64GBのほうがほしいんですけど……」と尋ねてみた。店員さんは一拍置いて「かしこまりました、少々お待ちください!」と小走りで裏側へ駆けていく。うむむ、さすがはゲームコーナーである。

しばらく待っていると、店員さんが大きな箱を持って戻ってきた。

「Oculus Quest 2 64GB、こちらでお間違いないでしょうか!」

「は、はい、大丈夫です!!」

 

(……ペイペイッ)

Oculus Quest 2と私の生活がこれから始まる……はずだった

たまにはネットじゃなく実店舗で買うのもまた一興。電気屋さんで探すときは、まずゲームコーナーへ歩を進めてみよう。

「クエスト」は買うときから始まる。無いなら探し出せ、無くても見つけ出せ。それがOculus Quest 2 序盤の醍醐味なのだから……。

 

次はいよいよ開封――といきたいところだが、開封時に左レンズに傷がついていたためここで購入した↓はあえなく返品交換となってしまった。ガビーン。

ビックカメラで買ったOculusQuest2

というわけで、次回更新は返品から交換までを追っていく予定である。

*よい子のみんな、返品交換の際には箱や内容物、レシート・保証書が必要だ。うっかり捨てないようにしよう!!

次回:>><Oculus Quest 2購入記②>左レンズの傷で無料返品交換へ。~サポート問い合わせ編~

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いつかARでいもむしパンダくんを動かすのが夢……!