<Oculus Quest 2購入記⑥>ボクシングゲーム「The Thrill of the Fight」で3日間筋肉痛に……。

written bywanage

前回:<Oculus Quest 2購入記⑤>VRゲームでダイエットができる!? 痩せるゲームを探せ!

ロッキーのテーマが流れるボクシングゲーム(Creed: Rise to Glory)のデモ版を少しプレイしたのだが、胸躍るロッキーのテーマのあとのファイトはとても楽しかった。家がリングぐらい広かったらさらにサイコーだったろう。手狭な部屋でときおり動く相手を追いかけながら夢中でパンチを繰り出していると、コントローラーを壁にぶつけてしまい現実を感じることもしばしば(汗)

このまま筋肉がつけば、私のうっかりパンチでそのうち壁に穴が空きそうだ。動きが少なく、ただひたすらにパンチを楽しめるゲームを探すべく、スマホのOculusアプリで検索してみた。

Oculusのボクシングゲームは3つしかないようだ

Oculusアプリで「boxing」と検索すると、出てきたのはこの3つ。(2021年5月現在)。

  • 「The Thrill of the Fight」★評価4.8(2019年10月リリース)
  • 「クリード:栄光への道」★評価 4.1(2019年5月リリース)
  • 「Knockout League」★評価 3.8(2019年10月リリース)

3択からか……。このなかでレビューの点数が一番よかったのは「The Thrill of the Fight」。評価を最重視する私にとってはかなり気になる存在だ!

価格は980円と安価すぎて少々心配だが、ここは「筋肉は裏切らない」という名言を信じよう……!

The Thrill of the Fight レビュー

ポインターなし。直感的な操作に感動

メニューを選択する際によくあるポインターがなく、グローブでちょんと触れるだけで選択することができた。闘争本能育むUIに感動である。

The Thrill of the Fight レビュー ポインターなし。直感的な操作に感動

「START MATCH」ボタンを軽くデュクシ!して試合を開始できる

宙に浮くマウスピースはどうしたら……?

いざゲームスタート。暗転からすぐ、私はリングへ上がっていた。

スタートボタンを押したものの、すぐに試合開始とはならず、右に向くと宙に浮かぶマウスピースが見えた。

The Thrill of the Fight レビュー 宙に浮くマウスピースはどうしたら……?

このマウスピースをどうにかしたら試合が開始されるのだろう、そう見当はついているのものの、マウスピースのほうに立っても反応はなかった。ぐぬぬ、どうやったら試合が開始されるのだろう?

さきほどグローブでメニュー画面にちょんと触れたのがあまりに直感的だったものだから、「こうか?」と口を思いっきり大きく開けてマウスピースをパクッ、としてみた。空気を食べてから、(そんなセンサーまではないんだな……)とひとり赤面した。

今度はマウスピースのところから少し身体をズラし、グローブでつついてみた。すると、タイマーのようなゲージが一瞬だけ見えた。そうか、マウスピースにグローブをかざすのか! たしかに「パクッ……」じゃなくて手でつけるもんね(笑)

始め方がわかったところで試合開始。対戦相手は目の前で構えていた。

移動なし、ひたすらパンチできるのが嬉しい!!

The Thrill of the Fight レビュー 移動なし、ひたすらパンチできるのが嬉しい!!

ガードとパンチを繰り出す対戦相手。あちこち移動することはせずずっとそこにいてくれるので、現実の壁は気にせずパンチに集中できた。

「The Thrill of the Fight」と同年(2019年)にリリースされたボクシングゲーム「Creed: Rise to Glory」のほうはときおり移動もしなくてはならなかったのだが、本ゲームではジョイスティックの操作がない分、ひたすらパンチに打ち込めるのがよい点だ。手狭な部屋にはありがたい。

普通にガードしてパンチしているだけでは疲れなさそうだ。ここは必殺、はじめの一歩で覚えたデンプシーロールも実践してみた。

背筋や腕の筋肉をこわばらせ、思いっきりデンプシーロールしてたらなんだか息切れが……。強敵であれば20分とか長丁場になるんだろうか、そのくらいプレイしたら有酸素運動からの脂肪燃焼効果が期待できそうだ。そして技はデンプシーロールしか知らないので、有酸素運動に効きそうな技があれば取り入れてみることにしよう。

グラフィックも980円にしてはよくできているような。というより、動いていると顔の熱でメガネが曇ってきて前がよくわからなくなっている。現実世界で戦う満身創痍な選手の視界を思い自分を重ねると、私はここで絶対に勝つという選択肢しか見えなくなった。見えなくても腕はださなくては。とにかく目の前の敵を打つしかない。

対戦相手の顔面がボコボコになってきているのが、曇った眼鏡越しにわかった。

written by

wanage

いつかARでいもむしパンダくんを動かすのが夢……!