仮想現実で体感できるVRはスポーツとの相性が良く、導入する企業が続々と増えています。5G×VRサービスを積極的に展開しているNTTドコモによると、5Gの契約数はすでに400万人を超え、5Gの急速な普及でスポーツ系VRサービスの誕生がさらに加速されることが期待されています。本記事では、スポーツとVRの相性が良い3つの理由と実例を紹介します。
VRとスポーツは相性が良い!3つの理由
VRとスポーツの相性が良いおもな理由は「スポーツ体験に合う一人称視点」「ライブ並みの臨場感」「密を避けられる」の3点が挙げられます。
実際のスポーツ選手の視点に近い体験やマルチアングルでのスポーツ観戦、密を避け安全に楽しめるといった試みがすでに実践されています。いずれもVRの特徴を上手く活用しており、多くのスポーツに応用できる可能性を秘めているでしょう。
1.一人称視点がスポーツ体験に合う
VRの一人称視点はスポーツ体験と相性が良く、疑似体験でありながら実際にその場にいるかのような臨場感が味わえます。VRは専用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着することで、没入感を強化することが可能です。
360度の映像データを基に、これまで不可能だった3次元の空間を再現することで、スポーツの疑似体験ができるようになります。
2.ライブに近い臨場感を味わえる
VRを活用することで、スポーツ観戦でもライブに近い臨場感が味わえます。スタジアムで観客席に座っている状態と変わらない視野で、スポーツ観戦ができるようになるでしょう。
観戦中に関連データの取得も可能で、出場している選手データなどの確認ができます。わざわざスマートフォンなどを使って検索する必要がなくなり、より快適にスポーツ観戦が楽しむことが可能です。
3.密を避け安全に楽しめる
VRを活用することで、ドーム球場での観戦など密になりやすい環境を避け、安全なスポーツ観戦の実現が可能です。
クラスターなどの懸念から、人が集まり密になりやすいイベントには慎重にならざるを得ません。しかし、VRであれば、自宅にいながら実際の会場に近い環境でスポーツ観戦ができるため、密を避けられます。
VRとスポーツの活用方法
スポーツ界におけるVRは、VRゴーグルなどを用いた試合観戦やスポーツの仮想体験といった用途で活用されています。
従来のスポーツ観戦では客席からの視点のみでしたが、VRでは選手との距離感が近くなるだけでなく、マルチアングルで楽しむことが可能です。また、VRは疑似体験にも活用されており、普段私たちがあまりプレーすることのないスポーツ競技も、本番さながらの体験ができます。
リアルなスポーツ観戦ができる
VR技術は「もっとリアルなスポーツ観戦をしたい」という願いを実現できます。これまでのスポーツ観戦は観客席の視点だけでしたが、VRの活用によって選手に限りなく近い視点や別角度からの視点も楽しむことが可能になります。
観客席によっては選手の活躍が見づらく、重要なプレーを見逃してしまったというケースも少なくありません。しかし、VRを活用することで、選手と同じ視点で試合の一部始終を観戦できるでしょう。
スポーツの仮想体験ができる
VRによるスポーツの仮想体験が、日々広がりをみせています。人気スポーツである野球やサッカーをはじめ、卓球、ゴルフ、ボウリングなどを、現実に近い形で体験をすることが可能です。
これまでは難しかったプロスポーツも、VRを通して仮想体験や練習が実施されています。また、仮想体験はプロ、アマチュア関係なく、多くの方が利用できる点も魅力といえるでしょう。