AR広告に成功した企業事例を6つ紹介!
AR広告の利用メリットがわかっていても、実際にどのような広告を制作すべきかわからず、悩んでいる方もいるかもしれません。
そこで本章では、ユーモアあふれる広告で成功をおさめた企業の事例を6つ紹介します。従来の枠にとらわれない斬新な発想と独特のアイディアでAR広告を制作している企業が多いので、今後の施策展開の参考になるでしょう。
事例1.ペプシ
ペプシマックスはロンドンのバス停側面の窓にディスプレイを設置し、AR技術を用いて非現実世界を映し出すキャンペーンを実施。ロボットが街を攻撃したり、隕石が落下したりするなど、さまざまな非現実世界を映し出し、バスを待っている人にドッキリを仕掛けました。
このキャンペーン動画はYouTubeで800万回以上の再生を記録し、大手メディアにも特集されて売上が最大35%アップするという大成功を収めています。
事例2.バーガーキング
ハンバーガーチェーンのバーガーキングは、ARを使ってライバル企業の広告を燃やすキャンペーンを実施。
「広告を燃やせ」と名付けられたこのキャンペーンは、街中にあるライバル社の広告にバーガーキングアプリのカメラをかざすと、その広告が炎上するというものです。広告が燃えた跡にバーガーキングの無料クーポンが登場して、来店を促す仕掛けになっています。
非常にインパクトのあるプロモーション活動だったため、SNSでの拡散効果も抜群。キャンペーンを行った結果、バーガーキングアプリのダウンロード数は伸び、集客にも成功したユニークな事例です。
事例3.ジャックダニエル
アメリカのウイスキー製造メーカー・ジャックダニエルは、同社の歴史やウイスキーの製造工程を学べるARアプリをリリース。スマホのカメラをボトルの商品ラベルにかざすと、創業ストーリーが3Dのモノクロ絵本になって目の前で展開される仕組みです。
飛び出す絵本のような楽しい世界観で、ジャックダニエルの雰囲気を存分に楽しめるAR広告に仕上がっています。
事例4.TISSOT(ティソ)
スイスの高級腕時計TISSOTは、腕時計の試着ができるARプロモーションを実施。TISSOTの店舗前で配布される紙のリストバンドを腕にはめて端末にかざすと、画面上にTISSOTの腕時計をはめた姿が映し出されます。
本物の腕時計をはめているようなリアルな試着感と、時計の種類を瞬時に変えられる利便性が話題になりました。このプロモーションを行った結果、TISSOTの売上は3週間で85%も増加しています。
事例5.スターバックス
日本のスターバックスコーヒーは、ARを使用して店内に桜が咲くキャンペーン「#スターバックスさくら2020」を実施。スマホのカメラで店内の二次元コードを読み込むと、バーチャルの桜が現われ、花びらが舞うおしゃれな写真を撮影できます。
同時にハッシュタグキャンペーンも行うなど、SNSで拡散を促すプロモーション設計の成功事例です。
スターバックス店内で桜が出現!日本中のどこよりも早く咲く「#スターバックスさくら2020」がARで出現! – スターバックス コーヒー ジャパン
事例6.東映株式会社
東映株式会社は、映画「総理の夫」のARコンテンツ体験を提供。映画チラシに記載されているQRコードをスマホで読み込むと、個性豊かな登場人物たちに囲まれて困惑している主人公・相馬日和の3Dキャラクターが登場する仕掛けになっています。
このユニークな仕掛けは「#僭越ながら夫がお騒がせしています」のハッシュタグをつけてSNSでシェアされ、映画の宣伝に役立ちました。
『総理の夫』 ARコンテンツ体験 “動く映画チラシ”完成!! | 東映[映画]
AR広告を使って売上アップを狙おう
広告にARを組み合わせれば、消費者にインパクトを与える演出ができます。今後は従来の情報を伝えるだけの広告から、消費者を巻き込む体験型のAR広告を使う方法が主流になっていくでしょう。
AR広告を導入する企業はどんどん増え続けています。今回紹介した成功事例も参考にしながら、AR広告を使って企業の認知度や商品の売上増加につなげましょう。
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